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プレスリリース
低圧向けソーラー発電施設見える化サービス「エナジーモニター エア」を提供開始
低圧向けソーラー発電施設見える化サービス
「エナジーモニター エア」を提供開始
~簡単・低価格ながら、発電状況を高精度に把握~
GMOインターネットグループのGMOクラウド株式会社(代表取締役社長:青山 満 以下、GMOクラウド社)は、エネルギーマネジメント事業の第3弾として、ソーラー発電施設(50kW未満低圧連系)向けに、よりシンプルかつ低価格で利用できるSaaS型の低圧ソーラー発電施設見える化サービス「エナジーモニター エア」を本日2015年12月3日(木)より提供開始いたします。
「エナジーモニター エア」は、GMOクラウドが2015年1月から提供している分譲型低圧ソーラー発電施設向けの「エナジーモニター プライム」をシンプルなサービス構成へと再開発した、簡単かつ低価格に導入できるサービスです。電力量やエラーの警報は、パワーコンディショナー(*1)から直接計測するため、より精度の高い情報を取得できます。
(*1)パワーコンディショナーとは、ソーラーパネルで発電された直流の電気を、家庭で使える交流の電気に変換する機器のこと。
【「エナジーモニター エア」提供開始の背景】
GMOクラウドでは、これまでITインフラの提供で培ってきた技術やノウハウを、産業の垣根を越えた取り組みに活かすことでIoT(Internet of Things、モノのインターネット)化を推進するべく、エネルギーマネジメント事業へ進出しております。
その第1弾として、2015年1月にはソーラー発電施設(50kW未満低圧連系)に設置する機器をすべてインターネットにつなぎ、発電状況をPCやスマートフォンで確認できる、クラウド基盤のSaaS型見える化サービス「エナジーモニター プライム」を提供開始し、同年5月にはメガソーラー発電施設(2000kW未満高圧連系)向けにもサービスを拡充し、「エナジーモニター グランデ」として提供しております。
こうした中、低圧ソーラー発電施設を運営するお客様より、より簡単に最小コストで導入できる見える化サービスを望む声が多く寄せられていたことから、シンプルなサービス構成により、低価格で発電状況を測定できる「エナジーモニター エア」を新たに開発いたしました。
【「エナジーモニター エア」について】(URL:http://energymonitor.jp/)
「エナジーモニター エア」は、ソーラー発電施設に設置されているパワーコンディショナーを活用した、低圧ソーラー発電施設向け見える化サービスです(*2)。施設の発電状況を最小のシステム構成で確認できるため、運用・保守業務およびコストの効率化が図れます。また、定点カメラによる映像監視は、施設のニーズに応じてオプションとしてカスタマイズすることも可能です。
なお、サービス提供価格はオープン価格となりますので、詳細は『サービスに関するお問い合わせ先』までお問い合わせください。
(*2)パワーコンディショナーの対応メーカー・機種については別途お問い合わせください。
特長1. 低価格・高精度・簡単設置を実現
パワーコンディショナーから直接発電量を計測し、その情報はデータ収集機を通じてGMOクラウド社のクラウドサービスに蓄積されます。そのためCT(電圧計測)センサーを新たに設置する必要なく、低価格でサービスを導入いただけるほか、パワーコンディショナーからの直接計測により、さらに高精度な発電状況や異常エラー情報を把握することができます。また、「エナジーモニター エア」のデータ収集機は、3G回線に対応した高性能ルーター機能を搭載しているため、3G通信エリアであれば、発電施設に新たにインターネット回線をご用意いただかなくてもすぐにサービスを開始いただけます。
特長2. 遠隔出力制御に対応可能
2015年1月の「再生可能エネルギー固定価格買取制度」運用ルール変更によって設置が義務付けられた、遠隔出力制御に対応可能な機能を実装しています。地域や出力帯によって設置内容や開始時期は異なり、現在標準仕様が検討されているところですが、いつでも遠隔出力制御に対応できるよう、パワーコンディショナーに接続できる機能を実装した高性能ルーターを採用しています。OSにLinuxを採用しており、パワーコンディショナー制御プロトコルを実装することで遠隔出力制御を行うことができます。
特長3. データの蓄積から書類の管理までをモニター画面で一元化
発電量や、点検・メンテナンス・保守履歴の蓄積だけでなく、各種関係書類(申請書類、仕様書、設計書等)をモニター画面で一元管理することが可能です。これにより、複数の発電施設を運用する場合は監視を最適化できるだけでなく、発電量を比較することもできます。また、初めてご利用いただく方でも直感的に操作できるよう、モニター画面にはレスポンシブデザインを採用し、PC、スマートフォン、タブレットなどさまざまな端末で快適に発電状況の確認が可能です。
<「エナジーモニター エア」と「エナジーモニター プライム」の機能>(抜粋)
機能 | エナジーモニター エア | エナジーモニター プライム |
---|---|---|
発電量計測方法 | パワーコンディショナーから取得 | CTセンサー |
発電量の確認(時間/日/月) | ◯ | ◯ |
気温計測 | × | ◯ |
日射量計測 | × | ◯ |
PCSの異常検知機能 | ◯ | × |
発電所の天気 | ◯ | × |
予測発電量と実発電量の比較 | ◯ | × |
作業報告、作業予定管理 | ◯ | × |
発電所の基本情報管理 | ◯ | × |
ドキュメント管理 | ◯ | × |
カメラモニタリング | ◯(オプション) | ◯ |
遠隔出力制御への対応 | ◯ | ◯ |
複数発電施設の一元管理 | × | ◯ |
【GMOクラウド株式会社について】
1996年のサービス開始以来、ホスティング事業者として13万を超える法人のお客様のサーバー運用実績と国内約6,000社の販売代理店を有しています。2011年2月にクラウドソリューション「GMOクラウド」を立ち上げクラウドサービス事業に本格的に参入して以降、クラウド事業に主軸を置いて国内のみならず世界へ向けてサービスを展開し、グローバル企業を含む多くの企業に最適なITインフラを提供しております。また、2007年より「GlobalSign」の電子認証サービスを連結会社のGMOグローバルサイン株式会社を中心にベルギー、英国、米国、中国、シンガポール、フィリピン、インド、ロシアの拠点よりグローバルに展開しております。
GMOクラウド社は、今後もエネルギーマネジメント事業の展開による再生可能エネルギーの普及を支援し、人と自然に優しい地球環境作りを推進してまいります。
会社名 |
GMOクラウド株式会社 <http://www.gmocloud.com/> (東証第一部 証券コード:3788) |
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所在地 | 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー |
代表者 | 代表取締役社長 青山 満 |
事業内容 |
■クラウド・ホスティング事業 ■セキュリティ事業 ■ソリューション事業 ■IAM事業 |
資本金 | 9億1,690万円 |
会社名 |
GMOインターネット株式会社 <http://www.gmo.jp/> (東証第一部 証券コード:9449) |
---|---|
所在地 | 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー |
代表者 | 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿 |
事業内容 |
■インターネットインフラ事業 ■インターネット広告・メディア事業 ■インターネット証券事業 ■モバイルエンターテイメント事業 |
資本金 | 50億円 |
※記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。